ASEANプラス3(韓中日)外相会議で握手する朴氏(右)と王氏=13日、ジャカルタ(聯合ニュース)
ASEANプラス3(韓中日)外相会議で握手する朴氏(右)と王氏=13日、ジャカルタ(聯合ニュース)
【ジャカルタ聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は14日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議に出席するため訪問しているインドネシアの首都ジャカルタで中国外交担当トップの王毅共産党政治局員と会談した。 両氏が対面したのは昨年8月以来、約1年ぶり。今年に入ってから両国が閣僚級以上の会合を開くのは今回が初めて。 韓中は昨年11月、インドネシアのバリ島で主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせ首脳会談を開き、ハイレベルでの交流を続けることを確認したが、韓米日の連携強化に対する中国側のけん制や、韓国の外交政策を批判した中国のケイ海明・駐韓大使の発言などが影響し、実現していない。 ただ両国は韓中関係の不協和音をこれ以上放置できないと考え、ASEAN関連外相会議の期間中、正式会談のための調整を続けていた。 両氏は会談で持続的な意思疎通の必要性を強調し、協力策について話し合ったものとみられる。 朴氏は相互尊重と相互利益の原則などに基づいた健全かつ成熟した韓中関係を築くために、両国が共に努力しなければならないという点も強調したもようだ。 北朝鮮核問題についても話し合われたものとみられる。北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射などの挑発を続けている状況において、国連安全保障理事会の常任理事国である中国が朝鮮半島問題解決のために建設的な役割を果たさなければならないというのが韓国の立場だ。 朴氏はまた、今年韓国が議長国を務める韓中日首脳会談の年内開催に向け、中国側の協力を要請したものとみられる。
Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40