14日、法曹界によると検察は前日、インチョン(仁川)地方裁判所刑事15部の審理で開かれた結審公判で、強盗殺人の容疑で起訴したA被告(47)と共犯のB被告(48)に無期懲役を求刑した。
検察は法廷で「被害者が死亡するなど、犯行による結果が重大で犯行手法も残酷だった。経済的利益を得るために犯した行いと非難する可能性も高い」と求刑理由を明らかにした。
これまでの裁判の過程でA被告は「犯行現場にいなかった」と容疑を全面否認し、B被告も「(A被告と)事前に殺人を共謀したことはない」と主張した。
2人の宣告公判は20日の午後2時、仁川地方裁判所で開かれる予定だ。
A被告とB被告は2007年7月1日の午前3時ごろ、仁川市ナムドン(南洞)区内の道路付近でタクシー運転手のC氏(死亡当時43歳)を凶器で刺して殺害した後、現金6万ウォン(約6565円)を奪った容疑で拘束起訴された。
遺体を犯行現場に放置した2人は盗んだC氏のタクシーを運転して2.8km離れた住宅街に乗り捨てた後、後部座席に火をつけて逃走した。
警察は長期間、容疑者を特定する手がかりを見つけることができず、犯行現場で確保したメモ(小さい指紋)をもとに16年後の今年、2人を相次いで検挙した。
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