NATO首脳会議で発言する尹大統領(中央)=12日、ビリニュス(聯合ニュース)
NATO首脳会議で発言する尹大統領(中央)=12日、ビリニュス(聯合ニュース)
【ビリニュス聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は12日(現地時間)、リトアニアの首都ビリニュスで開かれている北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席し、「現在のような超連結時代に欧州とアジアの安保を区分することはできない」とし、「NATOと相互軍事情報の共有を拡大していく」と表明した。 尹大統領は、NATOが2022年に採択した指針「戦略概念」で大西洋とインド太平洋地域の安保が緊密につながっていることを確認し、規範を基盤とする国際秩序のための相互パートナーシップの重要性を強調したと振り返り、韓国のインド太平洋戦略もNATOを重要なパートナーと規定していると紹介した。 また、今回のNATO首脳会議を機に韓国とNATOが11分野での連携強化などを盛り込んだ協力文書「国別適合パートナーシップ計画(ITPP)」を締結し、協力を制度化していくことにしたと説明した。 そのうえで、インド太平洋地域でサイバー安保分野をリードする韓国は「国際サイバー訓練センター」を設置するとし、これが実現すれば韓国とNATOのサイバー安保分野での協力がさらに活性化するだろうと述べた。 尹大統領はまた「私と韓国はウクライナ国民の自由が完全に復元されるその日まで皆さんと共に歩むことを約束する」とし、NATOの信託基金への資金拠出の計画を明らかにした。韓国政府は昨年、NATO信託基金を通じたウクライナ支援計画を発表した。信託基金を通じた支援は主に医薬品、燃料など殺傷性のない物資の提供が行われる。
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