訪問先のリトアニアでNSCを主宰する尹大統領(大統領室提供)=12日、ビリニュス(聯合ニュース)
訪問先のリトアニアでNSCを主宰する尹大統領(大統領室提供)=12日、ビリニュス(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が12日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推定されるミサイル1発を発射したことを受け、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するため訪問しているリトアニアで緊急の国家安全保障会議(NSC)常任委員会を主宰した。 韓国大統領室によると、尹大統領は「北の違法な行為には代価が伴うことを明確にすべきだ」として、「韓米核協議グループ(NCG)」を通じ拡大抑止の実行力をさらに強化するよう指示。「韓米、そして韓国が独自に取る軍事・外交的措置を着実に実施すべきだ」とも指示した。また、北朝鮮が世界の安全保障協力を話し合うNATO首脳会議の期間中に弾道ミサイルを発射したとして、「NATO会議などで国際社会の強力な結束を促す」との考えを示した。 NSCはテレビ会議の形式で行われた。 尹大統領がNSCを主宰するのは北朝鮮がICBMを発射した昨年5月25日、短距離弾道ミサイルが海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を越えた同年11月2日に続き、3回目となる。
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