社民党議員(左)らと面会した韓国の議員団(福島核汚染水海洋投棄阻止国会議員団提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
社民党議員(左)らと面会した韓国の議員団(福島核汚染水海洋投棄阻止国会議員団提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【東京聯合ニュース】東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出に反対する韓国の国会議員らが11日、東京で日本の野党議員と面会し、日本政府と東電は汚染水の海洋放出計画を中止して代案を模索すべきだと促した。 韓国の革新系最大野党「共に民主党」と無所属の議員でつくる「福島核汚染水海洋投棄阻止国会議員団」の10人は訪日2日目となるこの日午前、衆院議員会館で日本の超党派議員連盟「原発ゼロ・再エネ100の会」の共同代表を務める近藤昭一衆院議員(立憲民主党)、事務局長の阿部知子衆院議員(同)らと面会した。 共に民主党の梁李媛瑛(ヤンイ・ウォニョン)議員は面会後、「韓国と日本の状況を議論し、海洋放出を巡る立場を共有した。12日の記者会見で海洋放出に対する意見や日本政府への要求を盛り込んだ共同文書を発表する」と伝えた。 議員団は、午後には同所で社民党党首の福島瑞穂参院議員、副党首の大椿裕子参院議員と面会し、海洋放出に代わる案を模索した。 旧日本軍の慰安婦被害者支援団体元理事長の尹美香(ユン・ミヒャン)議員(無所属)は「1979年の米スリーマイル島原発事故の際、三重水素(トリチウム)を含む汚染水を川に放出しようとしたが、長きにわたる議論の末に放出禁止を決定した」としたうえで、「海洋放出以外の方法があり、これから積極的に日本政府に提案していくべきだと思う」と語った。 福島氏は、海洋放出に代わる案は十分にあるとし、日本の漁業関係者が反対しているなか、日本政府が「関係者の理解なしには放出しない」という約束を守らずに放出することは明らかな約束違反だと指摘した。 韓国の議員団は12日、外国メディア対象の記者会見を開いた後、汚染水の放出阻止を訴え行進する予定だ。
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