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韓国 きょうのニュース(7月7日)
◇政府 汚染水処理「計画通り行われれば国際基準に合致」 政府は7日、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水放出計画の安全性を検証した報告書を公表した。報告書では「東京電力の汚染水処理計画が計画通り行われれば、(放射性物質の)排出基準と目標値に適合し、国際原子力機関(IAEA)などの国際基準に合致する」と判断した。政府は韓国原子力安全技術院(KINS)が中心となり、2021年8月から汚染水の海洋放出の安全性を検証してきた。一方、政府は汚染水放出計画が国際安全基準に合致するとしたIAEAの報告書と、福島産などの水産物の輸入禁止措置の間に「関連はない」と言明した。これまでにIAEAが出した報告書は日本の汚染水放出計画が適正かどうかを検討したもので、海洋生態系の変化を招いた2011年の福島第1原発事故の影響を調査したものではないとし、IAEA報告書の内容が韓国の輸入規制措置に悪影響を与えかねないとする主張を否定した。◇IAEA事務局長 汚染水放出巡る韓国の懸念「知っている」 IAEAのグロッシ事務局長は7日、日本記者クラブで開いた記者会見で、韓国内で東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出に対する懸念があることを知っており、注目していると述べた。グロッシ氏は7~9日の日程で韓国を訪問する。同氏は韓国での日程について「まだ調整中」としながらも、「(汚染水の海洋放出に反対する)野党と会いたい」と表明。「信頼が重要だ」とし、「IAEAは科学的かつ中立的」と強調した。 ◇尹大統領の支持率38% 前週から2ポイント上昇 世論調査会社の韓国ギャラップが発表した調査結果によると、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は38%で、前週から2ポイント上昇した。不支持率は54%で、前週から2ポイント低下した。韓国ギャラップは、尹大統領の支持率は先月から30%台半ば、不支持率は50%台半ば~後半で推移しているとして「大統領に対する全般的な態度の変化を引き出すほど影響力のある話題がなかった」と分析した。◇革新系野党の一部離党 新党結成へ 革新系少数野党「正義党」の一部が離党し、新党を結成する。同党のウィ・ソンヒ前報道官は国会前で記者会見を開き、「正義党は変化と革新の動力を失った」として「新たな市民参加型の進歩(革新)政党の結成を推進する」と明らかにした。会見にはウィ氏のほか、丁皓真(チョン・ホジン)元首席報道官、林明姫(イム・ミョンヒ)江原道党委員長、イ・ヒョンリン忠清北道党委員長などが出席した。