韓国南部の釜山で起きた実母による乳児の遺体遺棄事件で、遺体を捜索する警察=5日、釜山(聯合ニュース)
韓国南部の釜山で起きた実母による乳児の遺体遺棄事件で、遺体を捜索する警察=5日、釜山(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の警察庁国家捜査本部は6日、病院で生まれた記録はあるものの出生届が提出されていない乳幼児について、全国で598件(死亡10件、所在確認48件、所在不明540件)を捜査していると発表した。 捜査件数は前日時点では400件としていたが、1日で約1.5倍に増えた。 出生届が提出されていない乳幼児のうち、これまでに23人の死亡が確認された。うち10人については犯罪の疑いがあり、警察が捜査している。ソウル近郊の水原で実母が貧困のため乳児2人を殺害し、遺体を自宅の冷蔵庫に保管していた事件では、警察が先ごろ母親を逮捕し、送検した。 警察は所在の分からない540人の生死確認に全力を挙げている。 一方、韓国政府は出生届が出されていない2015~22年生まれの約2000人について所在などを調べている。
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