中国・四川省で大雨により46万1000人が被災…隣接する重慶市でも被害拡大=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国・四川省で大雨により46万1000人が被災…隣接する重慶市でも被害拡大=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国の四川省と重慶市で大雨による被害が広がっている。

四川省では7月1日から多くの地域で激しい雨が降り、4日までに成都市、徳陽(とくよう)市、綿陽(めんよう)市、広元(こうげん)市など、16の市(または州)と69の県(または市・区)で約46万1000人が被災した。

四川省水害・干ばつ対策指揮部によると、成都、徳陽、綿陽、広元などでは2万3534世帯、計8万5307人を事前に避難させており、これまでに人命被害は報告されていないという。

重慶市では7月3日以降、広範囲にわたって大雨となり、江津(こうしん)区、綦江(きこう)区、奉節(ほうせつ)県、万州(ばんしゅう)区で河川が増水し、洪水が発生するなどした。

重慶市水分観測所によると、3日午前8時から4日午前8時まで、重慶市内の24の区(または県)で大雨が降った。特に万州区で激しい雨となって冠水被害が広がり、救援活動が続けられている。

市当局は今回の大雨に対して「水害防止緊急対応レベル3」を稼働し、各区県の重点エリア、貯水池、洪水危険地域に責任者を配置して対処するよう求めた。

また、四川省と重慶市の一部エリアでは、今後も局地的な大雨による洪水や土砂崩れ発生のリスクがあるとし、関係部署は注意を呼び掛けている。
Copyrights(C)wowkorea.jp 105