キム氏は先月、検察出頭時に警備が手薄な隙を突いて他の車に乗り換えて逃走を試みようとした。しかし、実際には脱獄行為を行ったわけではなく、計画を企てる段階で発覚した。
この脱獄騒動によって、その後開かれたキム氏の控訴審では、法廷に刑務官など30人が警備にあたり、キム氏は手錠をかけられた状態で出席した。
実姉の金容疑者(51)は昨年11月にも、保釈中だったキム氏が逃亡するのを助けた疑いがある。金容疑者は当時、キム氏がソウル南部地裁で1審裁判中に行方をくらました後、キム氏が恋人A氏(46)から捜査状況を聞くのを助けたという。
A氏は犯人の逃亡を助けたとして起訴され、今年2月にソウル南部地裁で懲役8か月、執行猶予2年を宣告された。
検察は当時、米国に住んでいた実姉の金容疑者に対し、犯人逃避教唆罪で逮捕令状を発布した後、国際刑事警察機構(インターポール)に指名手配を依頼し、パスポートの無効化手続きを進めてきた。金容疑者は帰国し、在宅起訴の状態で捜査を受けているという。
キム氏はライムファンド詐欺事件の1審で、懲役30年、追徴金769億3540万ウォンを宣告され、ソウル南部拘置所で服役中だ。
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