中国気象庁、6月の中国全国の気象状況「高温と乾燥」…干ばつ・森林火災に注意=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国気象庁、6月の中国全国の気象状況「高温と乾燥」…干ばつ・森林火災に注意=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国気象庁が4日、定例記者会見で6月の中国全国の気象状況について報告した。

6月中は全国的に気温が高めで乾燥した気候が目立った。この時期の全国の平均気温は21.1度で平年同期より0.7度高く、気象観測記録が残っている1961年以来、2022年同時期(21.3度)に続き2番目の高さとなっている。全国の平均降水量は86.7ミリで、平年同期より15.6%減少。2005年以来最も少ない降水量となった。

気象庁は6月中、中国北部の干ばつの進行速度が速かったと指摘した。内モンゴル自治区の南東部や東北部などで降水量が少なく高温となっているため、干ばつが急速に進行したという。

一方で、集中豪雨は4回発生した。特に6月21日~25日までの間に中国南部、東部などで50~100ミリの雨が降り、江西(こうせい)省中南部や湖南(こなん)省東南部などでは100ミリを超える大雨となった。

気象庁は7月中も全国の大部分の地域は、例年よりも気温が1~2度高くなることが予想されるとし、特に干ばつや森林火災には注意が必要だと伝えた。
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