今月3日、欧州連合(EU)で不承認に決定された殺虫剤物質「アレスリン」に対する安全性を再検証し、その結果によって追加の措置を取ることを決めたと発表した。
アレスリンは1949年に開発され、米国やオーストラリア、アジアなど海外の多くの国で使用されている。人が誤飲するとぜんそくや鼻炎などを起こすことがあり、蚊の殺虫剤には0.25%の濃度を限度に使われる。
火をつけて使う渦巻き型蚊取り線香の場合、韓国国内すべての製品に、電子式蚊取りマット製品の中にはA社の製品にアレスリンが使用されている。
欧州と違ってスプレー製品や液状蚊取り製品の場合、韓国国内ではこの物質が使われていないことが調査により分かった。
欧州連合は3月、アレスリンが日光によって分解される時に出る物質が安全ではないと判断した。
アレスリンが空気中に放出されてから日光に触れると光分解物質が生成されるが、これが皮膚に触れるとDNAや染色体を損傷する遺伝毒性があることが分かった。
トンドク(同徳)女子大学薬学科のパク・グァンシク教授はこの日、取材に対して「まだ動物実験を行ったわけではなく、微生物に投与してみた段階」として「光分解物質に関する毒性の資料はまだ不十分な状態だ。もう少し経過を見守る必要がある」との意見を明らかにした。
専門家たちはまた、光分解を起こすのが日中の紫外線であるため、夜間に使ったり家庭内照明の下なら問題がないのかなど、具体的な内容についても確認が必要だと口をそろえた。
環境部は年内に結論を出し、追加の措置が必要かどうかを決めるとしている。
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