韓国預託決済院によると、1~6月の国内投資家の日本株購入件数は4万4752件で前年同期(2万6272件)に比べ70%増加した。統計を取り始めた2011年以降で最高だった。
日本株購入規模も急増した。国内投資家の上半期の日本株買い越し額は1億3200万ドル(約190億円)で、前年同期(1000万ドル)に比べ1220%増加した。21年上半期(3億4500万ドル)に次ぐ高水準となった。
国内投資家の日本株保有額(6月29日基準)も約31億300万ドルで前年末(26億1100万ドル)より18%増加した。
大信証券の研究員は日本株式が人気を集めている理由について「1~3月期の日本の国内総生産(GDP)成長率が予想を上回ったことで、日本経済が徐々に回復するだろうとの期待に投資家が注目したようだ」と説明した。
SK証券の研究員は「ウォーレン・バフェット氏の日本商社に対する投資に加え、円安などが国内投資家を日本の株式市場に引き寄せた」との見方を示した。著名投資家のバフェット氏は4月に訪日した際に、同氏が率いる米有力投資会社バークシャー・ハサウェイの日本株買い増しの可能性を示し、日本株上昇のきっかけとなった。
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