韓国国民年金、PEファンドに8000億ウォン投資

韓国の国民年金公団は、今年の国内私募投資分野におけるプライベート・エクイティ・ファンド（PEF）の運用委託先として、マッコーリー資産運用、IMM PE、ハン＆カンパニーの3社を選んだ。6月30日に発表した。

　同公団は3月に公募した後、提案書の審査などを経て最終決定した。各社のファンドは、5年間の投資期間と10年間の満期を持ち、合計で8000億ウォン（約876億円）規模の資金が配分される予定だ。

　国民年金は今年4月末時点で、総資産の16.1%にあたる156兆8000億ウォンを私募投資や不動産などの代替投資に充てている。

　ソ・ウォンジュ運用本部長は「今後も代替投資拡大など国民年金基金のポートフォリオの多様化を進め、基金の長期的安定性と収益性を高める」と述べた。