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韓国 きょうのニュース(6月30日)
◇全国で大雨被害相次ぐ あすにかけても雨の予報 30日は各地で大雨による土砂崩れや住宅・道路・農耕地への浸水、停電などの被害が相次いだ。降水量が260ミリを記録した東部の慶尚北道・栄州では同日未明に土砂崩れが発生し、1歳2カ月の女児が死亡した。気象庁は7月1日午前までに全羅南道、済州島で100~200ミリ、慶尚南道では50~120ミリの雨が降ると予想した。気象庁の関係者は「南部地方を中心に明日まで大雨が降り、被害が懸念される」として、緊張を緩めず対応してほしいと呼び掛けた。 ◇尹大統領 来月にも2回目の内閣改造へ 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が、早ければ来月中旬にも次の内閣改造を実施することが分かった。29日に事実上初の内閣改造となる15人の長官(閣僚)・次官級人事を行ったのに続き、閣僚級の放送通信委員長、産業通商資源部長官などの人選が行われるとの見方が出ている。大統領室の関係者は聯合ニュースの取材に対し「放送通信委員長など次の人選は余裕を持って行おうという雰囲気だ」と伝えた。このような状況と尹大統領のスケジュールを踏まえると、内閣改造の時期は来月中旬以降になる見通しだ。◇医療機関に「新生児出生通知」義務付け 法改正案可決 国会は30日の本会議で、医療機関が子どもの出生事実を地方自治体に通知することを義務付ける「出生通報制」導入に向け、「家族関係登録などに関する法律」の改正案を賛成多数で可決した。出生通報制は両親が故意に出生届を提出しない場合に備え、医療機関が健康保険審査評価院を通じて出生情報を地方自治体に通知し、自治体が出生届を出せるようにする制度だ。出生届が出されていない乳児が殺害・遺棄される事件が相次ぎ、急ピッチで法改正が進められた。◇建築物の高さ制限緩和へ ソウル市が構想案 ソウル市は、都市景観保護と過密化防止のために建築物の高さを制限する都市管理計画「高度地区制度」の新たな構想案をまとめ、来月6日に告示すると発表した。南山の薬水駅一帯は最高20メートルから最高40メートルに、北漢山周辺は20メートル以下から最高45メートル以下に高さ制限が調整される。国会周辺も51メートル以下から170メートル以下に大幅に緩和される。この制度が全面的に改編されることで、ソウル都心の景観が大きく変化すると予想される。