「満年齢」統一後も酒・たばこの購入が認められる年齢は変わらない(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
「満年齢」統一後も酒・たばこの購入が認められる年齢は変わらない(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国で28日に「満年齢統一法」(行政基本法および民法一部改正法)が施行されて以降も、酒とたばこを購入できる年齢に変更はない。女性家族部は27日、青少年保護法上の「青少年」の年齢は現行通り、現在の年度から出生年度を引いた「年年齢」を基準にすると発表した。引き続き、年年齢19歳未満は酒・たばこの購入が禁じられる。

 青少年保護法では青少年を「満19歳未満の者で、満19歳になる年の1月1日を迎えた人は除く」と定めている。今年で考えると、酒・たばこを購入できるのは2004年以降の出生者で、誕生日は関係ない。来年は新たに05年生まれも購入できるようになる。

 この基準は、大学生や働いている若者など、社会通念として成人と見なされる人たちの自由な社会活動を保障する趣旨で設けられた。01年以降、同じ基準が適用されている。 

 韓国では民法に基づき満年齢を使用することが原則だが、日常生活では生まれた年を1歳とし新年を迎えるごとに1歳を加算する「数え年」を使い、一部の法律では年年齢を基準としている。政府は満年齢に統一することで、基準の混用により発生していた不要な社会的コストを削減できると見込む。

 今月28日からは、法律上特別な規定がなければ法令、契約書、公文書など行政・民事上の書類は全て満年齢で計算、表示されることになる。ただし酒・たばこの購入のほか、就学、兵役の義務、公務員試験の受験に関しては当分例外とし、満年齢を適用しない。


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