裁判所、韓国LCCフライカンウォンの再生手続き開始を決定(画像提供:wowkorea)
裁判所、韓国LCCフライカンウォンの再生手続き開始を決定(画像提供:wowkorea)
韓国カンウォンド(江原道)ヤンヤン(襄陽)国際空港を拠点とするLCCフライカンウォン(フライ江原)が本格的な再生手続き(法廷管理)を踏むことになった。

 ソウル回生裁判所は16日、フライカンウォンに対する再生手続きを開始することを決めたと発表した。裁判所が別途の管理人を選任しないことに決めたことで、チュ・ウォンソク代表取締役が法律上、管理人を務めることになる。

 裁判所は今月30日まで再生債権者、再生担保権者、株主リストの提出を受けた後、来月1日から14日まで再生債権、再生担保権、株式の申告を受ける予定だ。続けて、再生債権調査を経て、8月11日までに調査報告書を、9月15日までに再生計画案の提出を受ける。

 債権者集会で再生計画案が可決されれば、裁判所がこれを認可するか検討することになる。

 2019年に就航したフライカンウォンは新型コロナウイルスによる売り上げ減少と投資交渉決裂、負債累積などで経営難に陥っていたが、先月23日、ソウル回生裁判所に企業再生開始申請書を提出した。

 裁判部が、再生価値が大きいと判断した場合、フライカンウォン側が提出する再生計画案をもとに、財務構造改善、構造調整など再生手続きを踏むことになる。清算価値がさらに大きいと判断した場合、清算手続きを踏む。

 フライカンウォンはStalking Horse方式でM&Aを進める計画だ。Stalking Horseは買収予定者と事前契約後、公開競争入札を並行する方式だ。

 フライカンウォンは早期に買収者を確定し、7月14日、△襄陽-済州路線の運航を再開し、経営を正常化する方針だ。フライカンウォンの関係者は「既存予約乗客の航空券は各決済会社の政策または裁判所の決定により、順次全額払い戻しする予定」と述べた。

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