金氏は、ケイ氏が「韓中間の関係悪化の責任を韓国に転嫁するような発言、『必ず後悔する』といった露骨な批判も辞さなかった」とし、「これは明白な内政干渉であるばかりか、外交的にも深刻な欠礼だ」と抗議。ケイ氏に「強い遺憾の意」を表明した。
李氏に対しては「ケイ大使が準備した原稿を取り出し、決心したかのように韓国政府を批判したにもかかわらず、調子を合わせてバックダンサーのように振る舞った」「無礼な発言に抗議するどころか15分間おとなしく聞いているだけだった」と非難し、国民への謝罪を求めた。
金氏は、大使館の公邸への招待は非公開とするのが一般的だが、共に民主党は動画投稿サイト「ユーチューブ」でのライブ配信まで行い、ケイ氏の度を越えた傲慢(ごうまん)な発言を書き取る様子もみせたと指摘。「共に民主党が韓国の国益を守る政党なのか、はたまた中国の操り人形なのか疑わせる場面だった」と批判した。
李氏とケイ氏が8日にソウルの中国大使公邸で開いた会談は、その形式や内容を巡り物議を醸している。
共に民主党がライブ配信した会談で、ケイ氏は数分にわたり韓国の政府と与党を批判するような発言を繰り返した。米中の覇権争いに言及した場面では「中国の敗北に賭ければ後で必ず後悔する」と述べ、米国重視の外交を展開する尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権をけん制したとの受け止めが広がった。
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