同島を行政区域とする仁川市などによると、行政安全部は同日午前6時半ごろ、白ニョン島一帯に警戒警報を発令するという内容の災害メッセージを送信した。
警戒警報は北朝鮮によるミサイル発射などで部品などの落下の恐れがある場合に発令される。
この日午前、白ニョン島ではサイレンが20分以上にわたって鳴り、島の行政機関は住民に避難を促す放送を行った。
住民らは農繁期を迎えて早朝から田畑に出ており、サイレンを聞いて近くの避難所に向かったが、避難しない住民も少なくなかった。
同日午前7時半すぎ、飛翔体1発が白ニョン島西の沖上空を通過し、首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)には影響がないという韓国軍合同参謀本部の発表がメディアで伝えられると、住民は警戒警報が解除される前にもかかわらず避難所を出て帰宅した。
行政機関の関係者は「避難所にいた住民たちが(携帯電話で)ニュースを見て大したことはないと判断し、家に帰った」と説明した。
合同参謀本部はこの日、北朝鮮が北西部の平安北道・東倉里付近から南方向へ飛翔体を発射したと発表した。
北朝鮮が衛星を搭載したとする飛翔体を発射するのは、2016年2月7日の「光明星」以来、約7年ぶり。
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