例えばソウルで勤務する人なら、朝の通勤時に地下鉄駅で旅行かばんを預け、仕事を終えてから空港で荷物を受け取って旅行に出掛けることができる。夕方の飛行機で出発する外国人観光客の場合、ホテルをチェックアウトし、最寄りの地下鉄駅で荷物を預ければ、日中は身軽に観光を楽しめる。
荷物の受け渡しができるのは仁川空港第1、第2ターミナルの韓進宅配営業所と、ソウル駅、弘大入口駅、明洞駅、金浦空港駅に設置されたT―Luggage事業所。前日までに英語と日本語、中国語にも対応する専用ウェブサイト(tluggage.co.kr)で、または当日にこれらの取扱所で申し込む。
サービス料金は1万7000ウォン(約1800円)から4万5000ウォンまで。荷物の大きさと配送区間に応じて異なるほか、利用者が多いと見込まれる週末は平日料金に8000~1万4000ウォン上乗せされる。6月11日までは割り引きイベントが実施される。
6月12日から江南駅、蚕室駅、総合運動場駅のT―Luggage事業所でもサービスを始める。同月中旬からはソウル地下鉄構内のコインロッカー「T―Locker」269か所でもサービスを利用できるようになる。
公社によると、ホテルでのサービス利用も目指し事業を拡大する計画だ。配送サービスにはシニアの労働力を活用するため、シニア層の雇用創出にも貢献するという。
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