韓国食品研究院は21日、微生物実験の結果、自然発酵した国産キムチが、食中毒の原因となるサルモネラ菌、ブドウ球菌、ビブリオ菌、病原性大腸菌O-157の繁殖を抑制するのに優れた効果があることが確認されたと明らかにした。
イ・ジョン の最新ニュースまとめ
食品安全性研究本部のイ・ジョンギョン博士チームの実験結果によると、食べごろに発酵したキムチにサルモネラ菌、O-157、ビブリオ菌を投入した結果、4時間以内に99%以上の菌が死滅した。特にビブリオ菌はキムチに投入してから10分後に死滅し、サルモネラ菌は低温よりは常温で発酵したキムチで繁殖が抑制される効果が大きかった。
研究チームは、自然発酵課程で増殖した乳酸菌が生成した有機酸よりもキムチがビブリオ菌の抑制に優れた効果があるとし、キムチの材料や発酵過程で生成された抗菌物質についても研究を進めている。イ博士は「今回の研究結果は、キムチの成分や発酵温度を調整して食中毒菌を効果的に抑制できるということを立証した」とし、食中毒菌が繁殖しやすい肉や魚などとともにキムチを食べれば食中毒を予防する効果があると期待感を示している。
Copyright 2005(c) YONHAPNEWS. All rights reserved
0