資料によるとSKエナジー、GSカルテックス、S-オイル、現代オイルバンク、SK仁川精油の石油元売5社の先月の原油在庫は1164万バレルで前年に比べ半分以上が減少し、27か月ぶりの低水準となった。
石油公社の関係者は、原油価格が高騰した状況で仕入れ量は減少した半面、冬季の需要増加に伴い精製量は維持する必要があるため備蓄油を使わなければならない状況だと説明した。また、当面は原油の輸入量は増えそうにないとし、石油元売がマージン減を考慮し、数か月以内に精製量を現在より減らす可能性もあると予想した。実際、最大手のSKエナジーは現在1日当たり76万バレルの原油精製量を来月から6万バレル程度に減らす計画だ。業界2位のGSカルテックスも同様の措置を取るものとみられる。
しかし、原油商用在庫は先月に大幅減少したものの、昨年通年では2006年に比べ8%ほど増加した。石油公社の集計によると先月の原油輸入は前年比7.7%減の7402万バレル、石油製品の消費も前年比6.4%減の7094万バレルにとどまった。
ロイター通信の報道と関連し石油公社側は、「先月の原油在庫の急激な減少は大手石油元売の輸入原油の通関時期が遅れたことで生じた数値上の現象に過ぎず、実際の輸入量は例年の水準とほぼ変わらないことが確認された」と述べ、在庫異常説を否定した。また、2006年12月の在庫が2369万バレルで例年の水準を大幅に上回っていた点も先月の在庫の大幅減に影響を与えたと説明した。
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