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韓国最大野党前代表 違法資金疑惑で出頭も検察が取り調べ拒否
【ソウル聯合ニュース】韓国革新系最大野党「共に民主党」の2021年の党大会で代表に選出された宋永吉(ソン・ヨンギル)氏の陣営関係者らが宋氏の当選のため違法な資金を同党の国会議員らに渡した疑惑を巡り、宋氏は2日、ソウル中央地検に自ら出頭した。だが、検察側は取り調べの日程が決まっていないとして、宋氏を帰した。 同氏は地検前で報道陣に「検察は私を出頭させず、周囲の人を苦しめている」として、「周囲の人を苦しめないで私を拘束してほしい」と訴えた。検察の捜査に対しては「人格殺人」「政治捜査」などと批判。「(共に民主党の)李在明(イ・ジェミョン)代表に対する捜査があまり効果がなく、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の対米・対日屈辱外交と経済無能で民心が悪化し続け、私を標的にした政治的捜査に躍起になっている」と主張した。そのうえで、「卑怯な生き方はしない。すべての責任を負う」と述べた。 検察は21年5月の党大会を控え、宋氏の陣営に加わっていた同党の議員らが総額9400万ウォン(約960万円)をばらまき、宋氏も共謀したとみて捜査中だ。当時の関係者らを調べ、資金の調達や流れなどを解明した後、宋氏を取り調べる方針だ。