19日韓国法曹界によると、ソウル中央地方裁判所はきょうソン某氏ら9人が国と徳源女子高の教師を相手に提起した損害賠償請求訴訟の控訴審宣告期日を開く。
1審は国が受験生9人に1人当たり200万ウォン(約20万円)ずつ賠償すべきとし、原告一部勝訴と判決した。
ただ、保護者らに対する賠償責任は認めなかった。
また、ソウル市と放送担当教師を相手に提起した損害賠償請求も棄却された。
試験の管理事務は国家行政事務であるため、職務を遂行する公務員が行った違法行為に対する損害賠償責任は国が負うという趣旨の最高裁判所の判例に従ったものだ。
2020年12月、徳源女子高の試験場で2021年度大学修学能力試験の4時間目の試験終了を知らせるベルが予定時刻より2分ほど早く鳴った。監督官らは試験用紙を回収したが、間違いを把握した後、学生らに試験用紙を返し問題を解くようにした。
これにより受験生9人と保護者ら25人は急な状況に混乱し被害を受けたとし、当時の ユ・ウンヘ(兪銀恵)教育部(部は省に相当)長官、ソウル市のチョ・ヒヨン教育監らを告訴し、国とソウル市、徳源女子高の教師らを相手に国家賠償レベルの民事訴訟を提起した。
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