9日、法曹界によると、テジョン(大田)地裁刑事8単独のチェ・リジ判事は強制わいせつの容疑で起訴されたA被告(52)に無罪を言い渡した。検事は1審判決を不服として控訴した。
A被告は2020年4月16日、自身が働いている建物1階の事務室で女性職員B氏(52)の肩を手で10分間もむなどした容疑で裁判に付された。
B氏は17か月が経過した翌年9月、警察に告訴状を提出し、被害事実を警察に供述した。
裁判所は「1階の事務室は誰でも出入りでき、外に出やすい位置なのに避けられなかったというB氏の供述は納得しがたい」として、被告人に無罪を宣告した。
また「B氏が捜査機関で『被害時点を勘違いした』と述べ、1年後に訂正して供述したことは一般的ではない。1年5か月が過ぎて告訴状を提出しながら『被告人の強大な権限のため、正規職への転換過程で不利益を恐れて告訴できなかった』と主張したが、被害者録音記録によると、むしろ『A氏はもう力がないからいじめろ』という内容があるなど、B氏の主張は信じがたい」と明らかにした。
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