警察は配られた麻薬ドリンクを飲んだ被害者1人を追加で確認。被害者は生徒の保護者1人を含めて8人に増えた。
8日、警察によると、ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊は、メタンフェタミン成分が入った麻薬ドリンクを製造しソウルにいるアルバイト4人に渡した疑い(麻薬類管理法違反)で、7日午後4時40分ごろ、A氏をカンウォンド(江原道)のウォンジュ(原州)市で逮捕した。
A氏はメタンフェタミンと牛乳を混ぜて麻薬ドリンクを製造した後、中国から持ち込んだ空き瓶に入れて、ソウルにいるアルバイトに渡した疑いが持たれている。原州で製造された麻薬飲料は、高速バスとクイックサービスを使って原州からソウルに運ばれたことが分かった。
また、前日午後2時50分、被害学生の保護者に脅迫電話をかけた際、中継器を利用して携帯電話番号を変造したとして、電気通信事業法違反容疑で、B氏がインチョン(仁川)で緊急逮捕された。
B氏は、中国からかかってきたインターネット電話を中継機で国内の携帯電話番号に変えた疑いが持たれている。警察は被害生徒の保護者たちにかかってきた脅迫電話を追跡する過程で、B氏が中継器を設置・運営した事実を確認した。
いずれも韓国国籍のA氏とB氏は、警察に対して「互いに知らない」と供述した。警察は同日、彼らの拘束令状を請求して身柄を確保する一方、彼らを動かした責任者を追跡している。
警察は、中国から空き瓶が供給され、脅迫電話の発信地も中国であることが確認されたことから、中国に拠点を置く振り込め詐欺組織などが今回の犯行を企てたものと見て、中国当局に協力を要請することにした。
3日午後、ソウル江南区庁駅とテチ(大峙)駅の近くで、2人ずつペアを組んだ4人のグループが「集中力強化ドリンク」の試飲会を行い、生徒らにメタンフェタミン成分が含まれたドリンクを渡して飲ませた。
彼らは購買の意思を確認するのに必要だとし、両親の電話番号を受け取った。被害を受けた生徒の保護者たちは、朝鮮族なまりで話すグループから「子どもが麻薬を服用したと警察に通報、または学校に知らせる」という内容の脅迫電話を受けたという。
現場で麻薬ドリンクを配った4人は全員逮捕、または自首した。警察は「麻薬成分が入っているドリンクだとは知らなかった。インターネットでアルバイト募集広告を見て応募した」という彼らの供述に従い、試飲会を装って麻薬ドリンクを広めた主犯が別にいると見て追跡している。
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