北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)立ち会いの下、「核無人水中攻撃艇」の水中爆発実験と戦略巡航ミサイルの空中爆発実験を実施したと報じた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
◇北朝鮮「新型核水中攻撃システムの実験実施」 正恩氏が立ち会い 北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、金正恩(
キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)立ち会いの下、21日から23日までに「核無人水中攻撃艇」の水中爆発実験と戦略巡航ミサイルの核弾頭空中爆発実験を実施したと報じた。「核無人水中攻撃艇」については新たな水中攻撃核兵器システムに対する実験だと伝えた。同攻撃艇は21日に東部の咸鏡南道の沖合での訓練に投入され、水深80~150メートルの海中を約59時間潜航して23日午後に敵の港を想定した島に到着し、実験用の先頭部を水中爆発させたという。◇北朝鮮軍による射殺事件 きょう前政権高官らの初公判 文在寅(ムン・ジェイン)前政権期の2020年9月に黄海上で起きた北朝鮮軍による韓国男性公務員の射殺事件を巡り、ソウル中央地裁は24日、徐薫(ソ・フン)前国家安保室長、情報機関・国家情報院(国情院)の朴智元(パク・ジウォン)前院長、徐旭(ソ・ウク)前国防部長官の初公判を開く。徐薫氏は、男性が北朝鮮軍に殺害された翌日、事実を隠蔽(いんぺい)するため軍合同参謀本部の関係者や海洋警察庁長だった金洪熙(キム・ホンヒ)氏に「保安維持」措置を指示したとして、職権乱用権利行使妨害の罪に問われている。朴智元氏と徐旭氏も保安維持の方針に同調し、職員に関連文書などを削除させた罪で起訴された。◇軍が小型無人機100台発注 北による領空侵犯で緊急確保へ 軍が昨年末に韓国領空を侵犯した北朝鮮の小型無人機に類似した低スペックの小型無人機の確保に乗り出したことが24日、分かった。軍によると、国防科学研究所(ADD)が今月初め、低価格帯の小型無人機100機の製作を「緊急」で発注した。ADDが発注したのは幅3メートル以下、全長2メートル以下、最大離陸重量17キロ以下の小型無人機で、胴体は「任務装備」などを搭載できる構造とする。任務装備とはカメラを指す。納品期限は7月末で、予算は32億ウォン(約3億2600万円)。今回の発注は、北朝鮮無人機の領空侵犯対策の一環だという。◇新規コロナ感染者1万283人 前週比約1200人増 中央防疫対策本部は24日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1万283人増えたと発表した。新規感染者数は前週の同じ曜日に比べ約1200人増加した。
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