韓国与党“国民の力”(画像提供:wowkorea)
韓国与党“国民の力”(画像提供:wowkorea)
ユン・ソギョル(尹錫悦)韓国政府の元徴用工解決案などを支援しようとした、与党“国民の力”の1回生議員による「訪日」日程が突然縮小された。「日程の調整」という理由であるが「『外遊性の出張だ』という物議や、国内で起きている『反日世論』などを意識したのではないか」という見方が出ている。

23日、韓国の新聞社“ヘラルド経済”の取材を総合すると、与党の1回生議員30人は日韓首脳会談の結果などを後押しするため、今月27日から28日まで1泊2日の日程で日本を訪問する。当初は2泊3日(27~29日)を予定していたが、突然日程が変更された。

これは「尹大統領の訪日直後に日本を訪れ、韓日首脳会談の結果を後押しし、議会次元で両国関係改善を模索しよう」という主旨で実施されるものである。

しかし与党内では、この突然の日程変更をけげんに思う人もいる。訪日リストに名前があがっているある議員は「表面的には『皆、忙しいので短期間で行って来よう』と話されているが、どうやら世論を意識したものではないか」と語った。つづけて「元徴用工解決案に関し世論の反応はよくなく、また外遊性の出張と疑われているため、企画側でも意識せざるを得ないのだろう」とし「2日目は夕方に飛行機に乗るまで、これといった日程はないものと存じている」と語った。

当初の2泊3日の日程期間、日本側と一日に2回食事をすることを除いては、その多くが自由時間や移動時間だということが伝えられ「アピールのための出張ではないか」という批判の声が出ていた。

実際、今回の訪日日程のうち、そのほとんどは駐日韓国大使館関係者との昼食会・日本外務省関係者との夕食会・日本衆議院の元議員および1回生議員たちとの懇談会など「沈黙の日程」であることが伝えられている。

このことについて、今回の訪日団長であるパク・ソンミン議員側は「実務過程で日程の調整があっただけで、最近のさまざまな物議とは関係ない」と線を引いた。

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