研究院はアリラン1号との通信が途絶えた原因について、精密検査の結果、先月29日に衛星が安全モードから正常モードに切り換わる過程でシステムの老朽化により通信が不安定になり、命令が順次転送されなかったため正常モードに復帰できなかったことが確認されたと説明した。
アリラン1号は、異常事態が発生し安全モードに切り替わると推進燃料を使うが、約30日で燃料切れとなる。研究院は先月30日にアリラン1号との通信が途絶えてからこれまでに140回以上にわたり通信を試みたが成果がなかった。現在残っている燃料を考慮し、アリラン1号が機能を果たせると予想される31日までは交信再開に向けた作業が続けられる。
アリラン1号は1999年に打ち上げられた韓国初の多目的実用衛星。設計寿命の3年を超え、これまで8年にわたり地球を約4万3000周回り、47万枚もの衛星写真を撮影した。
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