14日、法曹界によると釜山地裁で先ごろ開かれたリベリア国籍の公務員2人に対する結審公判で検察は、50代のA被告と30代のB被告に対して懲役9年を求刑した。
A被告らは、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反などの容疑で裁判に移された。2人は昨年9月22日夜、釜山市内ホテルで10代の女子中学生2人を監禁して性暴行した疑いがもたれている。
当時、釜山で開かれていた海洋水産部(部は日本の省に相当)主催の「韓国海事週間国際プログラム」に参加するために釜山を訪問したA被告とB被告は、釜山駅近くで女子中学生に接触。2人が宿泊していたホテルの部屋に誘い出し、スマホの翻訳アプリを使って性関係を要求したという。被害に遭った女子中学生らは、ホテルの部屋から友人に連絡を取り、事件について知らせて、友人が警察に通報した。
通報を受けた警察が現場に出動すると、A被告らは部屋のドアを開けようとせず、ホテル側のスペアキーを使って部屋に入り、2人を緊急逮捕。当時、2人は「外交特権」を主張したという。
しかし警察は、2人は「外交官」としての韓国入国ではなかったことから、免責特権の適用対象ではないと見て、拘束令状(逮捕状)を申請。リベリアの一部メディアは、韓国でのA被告とB被告の犯行事実を伝え、モザイク加工のない写真を公開した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 4