韓国最大野党　尹大統領の「徴用解決策」巡る発言を批判

【ソウル聯合ニュース】韓国最大野党「共に民主党」は１２日、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が徴用訴訟問題を巡る政府の解決策について「未来のための決断」と述べたことを批判した。　同党の報道官は尹大統領の発言について、歴史問題を切断しておきながら未来志向の決断だと国民を洗脳していると断じたうえで、おざなりな「免罪符解決策」を持ち出して日本に屈従したと非難。「なぜ韓国の大統領が日本をかばうのか」と問うた。　１６日に東京で開催予定の韓日首脳会談についても「日本の首相からの招待状１通のために国民の自尊心を売り渡した」とし、日本との関係改善のために国民を人質として差し出すと痛烈に批判した。　大統領室はこの日、尹大統領が７日の閣議で、大法院（最高裁）が日本企業に命じた徴用被害者への賠償を政府傘下の財団が肩代わりする解決策を発表したことについて、「未来のための決断」とし、日本との関係改善の必要性を改めて強調したと明らかにした。また閣議での日本関連の発言を編集した動画も公開した。