アシアナ航空機が機体の欠陥が原因で、出発後空港に引き返すトラブルが2回発生した。
 17日午後8時10分ごろ、乗客約280人を乗せサイパンへ向かっていたアシアナ航空OZ256便(ボーイング777機種)が慶尚南道の金海上空で気象変化を探知するレーダーに異常が発生し、仁川空港へ引き返した。アシアナ航空は18日午前0時ごろ、別の航空機を緊急投入し離陸を試みたが、エンジンの異常で離陸することができず駐機場に引き返した。

 乗客らはアシアナ航空が普段から整備を怠っているとし、会社側に謝罪と補償を要求し出国場で座り込みを行なった。アシアナ航空側は18日午前9時ごろ、また別の航空機(ボーイング767機種)を投入する予定だが、航空機の規模が小さいため乗客260人だけを乗せ出発する予定。アシアナ航空関係者は「航空機の離陸前に正確な整備を行なえず乗客らに申し訳ない」とし、残りの乗客約20人はあす全員出発できるよう手配すると説明している。

 一方、17日午後にベトナム・ホーチミンを出発し仁川空港に到着する予定だったアシアナ航空OZ732便は、機体欠陥により16時間遅延し乗客310人の足に影響が出た。


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