27日釜山本部税関は、絶滅危惧種に指定され国際取引が禁止されている鯨肉4.6トン、時価5億5000万ウォン(約5685万円)相当を密輸入した6人を検挙し、主犯となった食堂の店主、A容疑者を拘束したと明らかにした。
A容疑者ら6人は2021年2月から2022年6月まで日本から国際スピード郵便(EMS)でスケトウダラやかまぼこを仕入れるように品目を偽り、鯨肉を密輸入しようとしたところ摘発された。
A容疑者は鯨肉の代金を少額海外送金で分けて支払う方法を使用した。少額海外送金は1件当たり5万ドル以下で海外に送れば銀行を経由しなくても仮想口座に入金することができる。送金の理由も生活費、学費などの名目だった。
税関の取り締まり班が撮影した映像を見ると、日本から受け取った郵便物の外側にはかまぼこが入っていると書かれているものの、箱を開けると鯨肉が現れた。この鯨肉は釜山、蔚山の食堂街で売られた。
DNA分析の結果、鯨肉はほとんどがミンククジラ、ニタリクジラだった。クジラはワシントン条約(CITES)により国家間の商業取引が禁止されている。搬入時には環境部(部は省に相当)の許可を得なければならない。
税関は鯨肉と関連した通報を受けA容疑者らの食堂と倉庫を家宅捜索し、鯨肉300キログラムを押収した。
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