尹大統領、輸出会議で故朴正熙元大統領を言及...「16年間で180回の輸出会議を開催」=韓国(画像提供:wowkorea)
尹大統領、輸出会議で故朴正熙元大統領を言及...「16年間で180回の輸出会議を開催」=韓国(画像提供:wowkorea)
「突然(なぜ)『輸出ドライブ』を強調するのか、そしてこれを『なぜ大統領が気にかけるのか』と言うこともできる。しかし、(そう言うのは)世の中が変わったことを知らないからだ」(尹大統領)。

 韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は23日の午前、旧大統領府のチョンワデ(青瓦台)内にある迎賓館で開催された第4回輸出戦略会議の終わりに、「輸出ドライブ」を強調しながら、16年間にわたって180回の輸出会議を開催した故パク・ジョンヒ(朴正熙)元大統領について言及した。

 尹氏は「(世界は)ある程度成長した企業が国の支援を受けてはいけないと言われていた自由貿易体制ではなく、国ができるだけ援助し、後方支援する自由貿易体制に変わった」と述べ、「現在、国が企業を支援しない国はどこにもない」と付け加えた。

 尹氏の発言は、「自国優先主義を強化する流れの中で、経済・貿易問題が安全保障・気候などともつながった問題として膨れ上がった。政府の支援が得られない企業は、グローバル市場で単独では対応するのが難しくなってきた」という意味として受け取れる。

 また、米韓間で問題になっている米インフレ抑制法(IRA)について触れ、「管轄部署は商務省や財務省だが、これをパッケージ(一つの問題)として扱っているのはホワイトハウスだ。そういうわけで、われわれの企業をこのような輸出競争、いわゆる戦場にただひとりで送り出すわけにはいかない」とも述べた。

 尹氏は、過去の朴正熙政権を取り上げ、「朴正熙大統領は16年間、輸出戦略会議を180回行った。月に1回の頻度で、民間企業も、閣僚も全員が参加した」と強調した。

 尹氏はまた、「現在、いくつかの重要な輸出品目に対する税制支援が、国会で野党と戦略的な理由により、反対に直面しているという側面もある」とし、「今年、ここでより多くのドライブをかけ、国民にも直接説得するつもりだ」と語った。

 尹氏は昨年11月23日に世界的な複合的危機の懸念が高まったことから、初めて「輸出戦略会議」を主宰して以来、約3か月間にわたり4回の会議を開催している。尹氏は今後も積極的に輸出ドライブをかける考えを示した。
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