元韓国統一部長官「北朝鮮式の拡張抑制…次のミサイル挑発はグアム」(画像提供:wowkorea)
元韓国統一部長官「北朝鮮式の拡張抑制…次のミサイル挑発はグアム」(画像提供:wowkorea)
韓国のチョン・セヒョン(丁世鉉)元統一部(部は省に相当)長官は北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル挑発について、「言うならば、北朝鮮式の拡張抑制」と主張した。

丁元長官は21日、KBSラジオに出演し「北朝鮮は、米韓が連合訓練中に北朝鮮に脅威を与えれば自分たちもじっとしてはいられないと言い、『北朝鮮式の拡張抑制』行動を取っている」と述べた。

これに先立ち、北朝鮮は今月19日に実施された米韓連合飛行訓練に対する反発の意味から、その翌日の20日に弾道ミサイル挑発を敢行した。同日、キム・ヨジョン(金与正)労働党副部長は、「太平洋をわれわれの射撃場として活用する頻度は米軍の行動の性格にかかっている」とし、狙撃性の談話を発表した。

丁元長官は、「以前の米韓連合訓練期間には、訓練が開始される前に騒ぎ立て、訓練中にはおとなしくしていた」とし、「今回は訓練中に行動しそうだ」と予想した。米韓両国は来月中旬に大規模な野外機動訓練を含む連合訓練を実施する予定だ。

丁元長官は北朝鮮の次のミサイル挑発の有無について、「金与正(副部長)の談話を見ると、韓国側を相手にICBMを発射することはないと言ったではないか。それならば米国を相手に発射するという話だが、本土よりは米韓連合訓練に動員される戦略資産が出発する地点であるグアムになるだろう」と説明した。

また、「(北朝鮮が)今回は米韓と同じくらい自分たちも行動で示すと言ったので、完全に相互主義で脅威的な軍事行動を行う可能性が高い」と警告した。
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