2月16日に「ソウル外信記者クラブ」が主催した記者会見で発言する梁錦徳さん=(聯合ニュース)
2月16日に「ソウル外信記者クラブ」が主催した記者会見で発言する梁錦徳さん=(聯合ニュース)
【光州聯合ニュース】韓国の徴用被害者、梁錦徳(ヤン・クムドク)さんへの「人権賞」(国民勲章)授与にストップをかけた外交部が、「(授与が)再び推進されれば、真剣に検討する」との立場を明らかにしたことが20日、分かった。 市民団体「日帝強制動員市民の集まり」によると、同団体が行った質疑請願に対し、外交部が14日に回答したという。 外交部は回答で、梁さんへの授与は関係官庁による事前協議が十分でなかったために昨年は見送られたが、今後、再び授与が推進されれば、真剣に検討すると説明した。 同団体は昨年12月29日、授与に待ったをかけた理由や今後の推薦の意向などについて、朴振(パク・ジン)外交部長官に答弁を要求する質疑請願を行った。質疑請願は関連法により7日以内に処理する必要があり、処理期間を延長する場合は理由と処理の完了予定日を請願者に文書で通知しなければならない。 同団体は回答が遅れたことについて、外交部は法で定める期限を守らず、質疑への具体的な答弁を回避し、時間稼ぎをしたと指摘した。 また、徴用訴訟問題の解決に向けた政府案の発表を前に、説得のため被害者との接触を図ろうとする政府は、団体側が質疑への回答を先にするよう要求したため、やむを得ずに回答したと指摘。「このようなやり方で被害者を冷遇しておいて、何が意思疎通であり説得なのか」などと非難した。
Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40