検察、日雇い労働者「ブラックリスト」疑惑「Market Kurly」、嫌疑なし処分＝韓国

会社と紛争していた日雇い労働者を業務から排除する「ブラックリスト」を作成したという疑惑を受けたオンライン食品業者「Market Kurly」が約1年ぶりに検察で、嫌疑なし処分を受けた。

　16日、検察によるとソウル東部地検刑事6部は労働基準法違反の疑いで送致された「Market Kurly」、ブラックリスト文書を作成したと知られた職員に対して先月末、不起訴処分を下した。

　「Market Kurly」は2021年3月、日雇い労働者らの名前、住民登録番号など個人情報を盛り込んだ文書を作成し、これを協力業者に伝達。「ブラックリスト」に登載された人々には仕事を与えない方式で運用したとの疑いをもたれている。

　労働問題研究所「解放」はこれに対して「Market Kurly」を雇用労働部に告発し、雇用労働部ソウル東部支庁は昨年1月に「Market Kurly」をソウル東部地検に送致した。