アフリカ大陸で、新型コロナとは別のウイルスの拡散が懸念されている(画像提供:wowkorea)
アフリカ大陸で、新型コロナとは別のウイルスの拡散が懸念されている(画像提供:wowkorea)
「新型コロナウイルス感染症パンデミック」という悪夢が消え去ろうとしている中、アフリカ大陸でまた別のウイルスの拡散が懸念されている。

14日(現地時間)WHO(世界保健機関)によると、前日にアフリカのギニアで「マールブルグ熱」患者が初めて発生し、少なくとも9人が死亡した。WHOは「高熱・疲労感・下痢・嘔吐(おうと)などの症状が出ている、疑いのある患者が16人いる」と明らかにした。

WHOは「さらなる調査を行なっている」とし「疑いのある症状がみられる人たちを隔離し、医療サービスを提供している」と伝えた。

1967年にドイツとセルビアで初めて確認されたマールブルグ熱は、ウイルス性出血熱を起こすウイルスで、エボラウイルスのような系列の動物媒介RNAウイルスにより発生する。人にはまれに発病するが、アフリカ・オオコウモリを通して人に感染する可能性がある。また、血液と唾液のような体液と皮膚・制服などを通して、人との間で拡散する可能性がある。

致命的な場合は発病後8~9日で死亡し、一般的にはひどい出血と多発性臓器不全をともなう。致死率は最大で88%に達する。

WHOは、ギニアでのウイルス拡散状況を話し合うため、緊急会議を招集した状況である。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96