梨泰院事故の引き金になったハミルトンホテルの「違法増築」、取締りで一度撤去も…10日後に再び増築(画像提供:wowkorea)
梨泰院事故の引き金になったハミルトンホテルの「違法増築」、取締りで一度撤去も…10日後に再び増築(画像提供:wowkorea)
違法増築によってホテル周辺の裏道の幅を狭め、イテウォン(梨泰院)雑踏事故の引き金になったとされるハミルトンホテルが過去、ヨンサン(龍山)区庁の取締りで一度撤去したものの、すぐに「無断増築」していたことがわかった。

 15日、チョ・ジョンフン「時代転換」議員室がソウル西部地検から受け取ったハミルトンホテル代表イ某代表ら5人の告訴状によると、イ代表は2019年10月、違法増築テラスを撤去するように市長命令を受けていた。

 この命令を受け、イ代表はすぐにテラスを撤去したが、龍山区庁から事前是正確認を受けた後、10日後には再びテラスを無断で増築していた。

 このテラスは、梨泰院雑踏事故が起きた際、事故現場の道幅を狭めて事故の規模をより大きくした”原因”になったと指摘されている。

 これ以外にも、イ代表は事故が発生した道に赤色の壁を違法で増築していた疑いも持たれている。

 ソウル西部地検は先月27日、建築法・道路法違反の容疑でイ代表ら5人を在宅起訴した。

 梨泰院雑踏事故を捜査している警察庁・特別捜査本部は当初、イ代表とホテル運営法人が無断設置した臨時建築物について違法と認知しながらも放置したという容疑も適用して検察に移した。しかし検察の捜査結果、イ代表らによる臨時建築物の放置は「故意であるとは認められない」と判断し、嫌疑なしと処理した。

 ソウル市は、梨泰院雑踏事故をきっかけに昨年11月、低層部に無断で増築した事例を摘発して撤去を誘導し、完全な措置を取らない場合は履行強制金を課すだけでなく、告発など強度の高い対応を取るとの立場を明かしていた。

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