こん睡状態が続いているチェ・ヨサム選手=2日、ソウル(聯合)
こん睡状態が続いているチェ・ヨサム選手=2日、ソウル(聯合)
ソウル峨山病院は2日、脳死判定委員会を開き、プロボクサーで試合後に脳出血を起こし入院しているチェ・ヨサム選手に脳死判定を下した。同日午後に開かれた会議に判定委員9人のうち7人が出席し、「臓器等移植に関する法律」に基づき、満場一致で脳死判定を下した。
 会議では午前に行われた2回の脳死調査結果を盛り込んだ脳死報告書と脳波検査結果などが検討され、調査を担当した医師2人と主治医らを出席させ説明を聞いた。判定委員らは医師らから2回の調査と脳波検査結果のすべてが脳死に一致するとの説明を受け、宗教的、倫理的、法的問題点などについて慎重な討議をしたうえで脳死の事実が明示された判定書を作成した。

 臓器等移植に関する法律は、病院が必要な施設と装備、人材などを備え、神経専門医1人など専門医3人と宗教家、弁護士らを含む6~10人の判定委員のうち過半数が出席し、出席者全員の一致で脳死判定を下すよう規定している。

 チェ・ヨサム選手は先月25日、ソウルで行われた世界ボクシング機構(WBO)フライ級タイトルマッチ防衛戦で、挑戦者のヘリ・アモル(インドネシア)に判定勝ちしているが、直後に脳出血の症状を起こしこん睡状態となっていた。


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