中国・福建省、“体調不良を訴え” 8歳男児が授業後に死亡…保護者「教師が適切な処置を行わなかった」=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国・福建省、“体調不良を訴え” 8歳男児が授業後に死亡…保護者「教師が適切な処置を行わなかった」=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国で最近、SNS上に「8歳の息子が授業中に体調不良を訴えたにも関わらず、教師が適切に対処しなかったため、子どもが亡くなった」との書き込みがなされ、話題を集めている。

2020年11月5日、福建省福州(ふくしゅう)市にある小学校で、8歳の男児・郭某くんが授業中に体調が悪くなり、10分間の間に7回手をあげて教師に体調不良を訴えた。しかし、教師は郭某くんをそのまま座らせ授業を最後まで終わらせた。

郭某くんのクラスメートの話によると、当時教師は郭某くんに我慢するよう伝え、机に伏せて休んでいるよう指示したという。

授業終了後、教師が郭某くんを連れ階段を降りていたところ、郭某くんが階段のすみで倒れた。

学校から連絡を受けた郭某くんの父親が学校に到着した後、救急車を呼んだ。郭某くんは病院に搬送されたが、昏睡状態が続き、その後死亡が確認された。

郭某くんの保護者は、「当時、授業を担当していた教師の態度と対処方法は冷ややかなものであり、息子に対する関心が不足しており、適切な処置を行わなかった」と主張している。

また、郭某くんが倒れた階段には防犯カメラが設置されていたが、郭某くんが倒れる過程を録画した映像は見つかっていないという。保護者は学校側が防犯カメラの映像を隠ぺいしたのではないかと指摘している。

これに対し学校側は、「子どもが倒れた位置は、防犯カメラの死角となっている場所だった」と釈明した。

地元教育庁の関係者は8日、現地メディア紅星新聞の取材に対し、「この事案は法的手続きに入っており、裁判所がすでに1審の判決を下しており、2月9日に第2回公判が開かれる」と明かした。

この関係者は、「子ども(郭某くん)は基礎疾患を患っており、死亡原因は転倒とは関係ないことが確認された」と話した。また、「警察が介入し学校の防犯カメラの映像を押収しており、学校側が意図的に防犯カメラの映像を削除することはない」と伝えた。

当該教師の処分の有無などについては、「現段階で明らかにすることは難しい」としている。
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