中国人向け短期ビザ発給　11日から再開＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国政府が、中国の新型コロナウイルス感染状況が落ち着いているとみて、11日から中国人への短期ビザ（査証）発給を再開する。中央災難（災害）安全対策本部の金星鎬（キム・ソンホ）第2総括調整官（行政安全部災難安全管理本部長）が10日、同本部の会議で明らかにした。

キム・ソンホ の最新ニュースまとめ

　韓国は中国での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、1月2日から中国人への短期ビザの発給制限措置（外交・公務・企業運営・人道目的は除く）を実施してきた。

　政府は短期ビザ発給制限を解除する一方、中国からの入国者を対象とする防疫措置については今後の状況を総合的に考慮し、段階的な緩和を検討する。

　10日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1万3504人増えた。金曜日に発表される新規感染者数としては昨年7月1日（9514人）以来、32週ぶりの低水準となった。

　金氏は、1月30日に一部施設を除く屋内でのマスク着用義務を解除してからも感染者の減少傾向が続いていると説明した。