韓国統一省(画像提供:wowkorea)
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韓国統一部(省)は、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記の娘であるキム・ジュエ氏が重要な公の場に登場したことで後継構図に関心が集まっていることについて「後継構図(を論じることは)まだ早いが、あらゆる可能性を想定し注視している」と伝えた。

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統一部の当局者は9日、記者たちに「キム総書記の家族に対する絶対的な忠誠を誇示するイメージの演出とみられる」と語った。

北朝鮮の国営“朝鮮中央通信”は昨年11月、キム総書記が新型大陸間弾道ミサイル「火星17型」試験発射の現地指導をした際、キム・ジュエ氏とともに参観した場面を紹介し「愛するお子様」という表現を用いていた。

その後「尊いお子様」と表現したが、去る7日に開かれた人民軍創建(建軍節)75周年記念宴会では「尊敬する」と表現した。また公開された宴会の写真でも、キム総書記夫妻の間にいる写真を掲載するなど比重を置いて報じた。

キム総書記は、8日夜にピョンヤン(平壌)のキム・イルソン(金日成)広場で開かれた建軍節の深夜閲兵式にも、キム・ジュエ氏と共に出席した。

統一部の当局者は「労働新聞(朝鮮労働党の機関紙)の写真で非常に比重を置いて演出されていることから、そのような点を踏まえ少し早いがあらゆる可能性を想定している」と語った。

先月5日、韓国国家情報院は国会に「キム総書記の世襲政治に対する意志を、北朝鮮住民に示したものだ」としながらも「後継者になるという判断はしないほうがよい」と報告している。

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