サンバンウルのキム・ソンテ元会長「李在明氏の訪朝のため北朝鮮に300万ドル送った」=韓国(画像提供:wowkorea)
サンバンウルのキム・ソンテ元会長「李在明氏の訪朝のため北朝鮮に300万ドル送った」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の大手下着メーカー「サンバンウル」グループのキム・ソンテ元会長が韓国野党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)代表の訪朝などのため北朝鮮に計800万ドル(約10億円)を渡したと検察に陳述したと伝えられた。

31日韓国法曹界によると、キム元会長は800万ドルのうち500万ドルは当時の李在明キョンギ(京畿)道知事が推進した「北朝鮮スマートファーム改善事業」の費用に、残りの300万ドルは李代表の訪朝の推進と関連し北朝鮮側が要求した金を渡したという趣旨の陳述をした。

キム元会長は2019年7月、フィリピンのマニラで京畿道と対北交流団体の「アジア太平洋平和交流協会」が共同開催した「アジア・太平洋の平和・繁栄のための国際大会」で北朝鮮の対南工作機関である国家安全保衛部に所属するリ・ホナム氏に会っていたことがわかった。この席でキム元会長が李代表の訪朝に協力してほしいという趣旨の話をすると、リ氏は「訪朝するならベンツも必要で、ヘリコプターも飛ばさなければならない」とし、巨額の金額を要求したという。

また、キム元会長は2019年に北朝鮮側の要人に会った際、李代表と通話した事実があると陳述したと伝えられた。当時、イ・ファヨン京畿道平和副知事が李代表に電話し、その電話をキム元会長につないだという。これまでキム元会長と李代表は互いに連絡を取ったことはないと主張し、関係を否定していた。
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