これは「K-POPダンスが、西洋・白人中心の舞踊史で認められた」という学問的意味はもちろん、Kコンテンツが「一瞬の流行」ではなく「世界文化のメインストリーム(主流文化)」として定着したという点で、その意義は大きい。これにより韓国製品への好感度も上昇するなど、経済への誘発効果も期待されている。
米国サンティアゴ州立大学(SDSU)は、ことしの秋学期から「K-POPダンス」を舞踊と理論・実技の正規科目として開設する。3年生から受講できる舞踊専攻の必須科目、人文学の教養科目の一つとして提供されることになる。
SDSU側は「K-POPダンスの科目は多様性を満たす教養科目として、サンティアゴ州立大の全ての学生たちが卒業前に必ず受けなければならない人文学科目のオプションの一つだ」と説明した。
この科目の授業は、K-POPダンスを初めて理論的に分析し定立させたオ・ジュヨンSDSU教授が行なう。オ教授は北米発の韓国人舞踊理論の終身教授として、2015年には「K-POPダンス」の博士論文を書いている。
オ教授は「K-POPダンスは現在、ほとんどの米国大学でダンスサークルとして存在し、中・高校では放課後の授業が行なわれるほど大衆化している」とし「これまでK-POPダンスは、カバーダンスやフラッシュモブなどファンダム(特定のジャンルを愛好するファンの集団)の領域であったが、いまや教育の領域でも一つのジャンルとして定着した」と語った。
特に「K-POPダンスが単にエンターテインメント産業の側面ではなく、舞踊史を理解する重要なジャンルとして認識されている」という点は注目に値する。オ教授は「K-POPダンスには、現代舞踊をはじめとして韓国舞踊・バレエ・ヴォーギングなど非常に多くの踊りの根が盛り込まれている」とし「K-POPダンスが科目として編入されたのは『舞踊史と踊りを学問的に理解するため、K-POPダンスが必須のジャンルとして認識されている』ということだ」と強調した。
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