韓国の経済成長率を-0.4%とし、以前より0.2ポイント上方修正=野村証券(画像提供:wowkorea)
韓国の経済成長率を-0.4%とし、以前より0.2ポイント上方修正=野村証券(画像提供:wowkorea)
野村証券は今年における韓国の経済成長率をマイナス(-)0.4%として、以前より0.2ポイント上方修正すると、26日に明らかにした。

パク・ジョンウ の最新ニュースまとめ

野村証券のパク・ジョンウ首席エコノミストは26日、報告書で「積極的な財政支出と中国のリオープニング(経済再開)を反映して、今年の成長率を-0.6%から-0.4%に上方修正した」と説明した。

野村証券が成長率を上方修正したのは、今年上半期の財政支出が全体予算の60~65%が集中した後、第2四半期末に追加補正予算の議論が始まるとする前提があるためだ。第2四半期末に10兆ウォン(約1兆521億円)の補正予算が議論され、成長率が0.1ポイント上方修正される可能性があるという観測だ。

また、韓国銀行は5月、0.25%(ポイント)の金利の引き下げを開始するなど、金利の引き下げが早期に始まると見通した。消費の鈍化によって、物価上昇率が第2四半期に韓国銀行の目標値である2%へと早く戻りながら、早期の金利引き下げを後押しするものと予測した。今年末までに実に1.5%(ポイント)の金利が引き下げられるものと展望した。

ただし、消費の減速によって、景気の低迷が第3四半期まで続くと展望した。パク・ジョンウ首席エコノミストは、「悪化した住宅市場が消費支出の下方圧力を高めるだろうし、輸出増加の鈍化に伴う国内条件の悪化によって、第1四半期の成長の勢いが弱まり、第3四半期まで成長の勢いの萎縮は長期化するだろう」と説明した。
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