韓国気象庁などによると、きょうソウルなどの首都圏西部とチュンナム(忠南)ソヘ(西海、黄海)側を中心に大雪特報が出された中、ソウルには3センチメートルに迫る雪が降った。大雪とともに寒波が続いており、道路に積もった雪が凍り、あちこちでアイスバーンが発生した。
出勤するための車はのろのろ運転をするしかなく、地下鉄には人混みが押し寄せ、一部の混雑した駅では出勤時間帯に市民らが長蛇の列を作る様子が見られた。
ソウル市は地下鉄と市内バスの全路線で出勤時間帯の集中配車時間を30分延長したものの、不便を訴えた市民は少なくなかった。
サラリーマンらはSNSを通じ出勤中の状況を共有した。ある人は「今週の出勤は災難だ。きのうは寒波で、きょうは大雪」、「普段よりかなり早く家を出たのに遅刻した。地下鉄も災難の水準」、「全国的に大雪休務すべきではないのか。これはサラリーマン虐待だ…つらいKサラリーマン」などの反応を示した。
一部の会社では寒波に続く大雪により在宅勤務を勧めているという。ある人は「きょうのような日は在宅勤務…会長ありがとうございます」、「きょうはどうやって出勤しようかと思ったが、朝に会社から在宅勤務の指令…急に活力が出てきた」などと書き込んだ。
首都圏に降る雪は午後6時ごろにはほとんどやむとみられる。そのほかの地域でも午前0時にはほとんどやむものの、チョンブク(全北)とチュンチョン(忠清)南部、キョンサン(慶尚)圏などの南部地方ではきょう午前から雪が降り、27日夜まで降り続く見通しだ。
気象庁関係者は、「零下の気温で中部地方を中心に雪が強くなるため、視界が悪くなったり、雪が凍ってアイスバーンができ滑りやすくなる」とし、「交通安全と歩行者の安全に注意してほしい」と求めた。
雪がやむと再び寒波が押し寄せるものとみられる。朝鮮半島西部に高気圧が形成され北側の冷たい空気が南下し、27日のソウルの気温はマイナス9度まで下がり、週末の28日にはマイナス12度を記録するものと予想される。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 85