香港のサウスチャイナモーニングポストは24日(現地時間)、昨年160個の医薬品が供給不足状態であることが確認されたと報道した。新型コロナ元年の2020年(129個)よりも医薬品の品薄現象がさらに厳しくなった。米国食品医薬品局(FDA)もモルヒネとリドカイン麻酔剤など医薬品約120種が供給不足状態にあるとした。
医薬品の品薄現象は季節的要因とサプライチェーン要因が重なり悪化した。最近、アメリカでは新型コロナやインフルエンザ、RSウイルス感染症などの呼吸器疾患が増えている。
医薬品の需要は増えたが、供給は以前よりさらに減少した。アメリカに医薬品を輸出していた中国が、自国内の新型コロナ感染者の急増で輸出分を供給できずにいるためだ。2019年基準でアメリカで使用する原料医薬品(API・疾病の治療や緩和に直接的な影響を与える有効成分)の80%が中国から輸入された。
ホワイトハウスは2021年に公開した報告書で医薬品オフショアリング(生産施設を海外に移すこと)について「アメリカの医療システムを必須医薬品不足事態に導いた」と評価している。
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