キム議員はこの日、フェイスブックで「むしろ、政界が票を意識してタブー視した主題を提案した。支持率を単に1%もらうとしても、やるべきことはやらなければならない」とこのように主張した。
キム議員は「現行の民防衛教育は心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使用方法など、応急措置や産業災害防止、生物化学兵器への備え、交通・消防安全について必ず必要な生存知識を含んでいる。年に1~4時間ほど履修すれば良い」と述べた。
続いて「しかし、民防衛教育は20歳以上40歳以下の男性だけを対象にしている。言い換えれば、女性は戦時に生存のための何の知識も持たないまま、完全な無防備状態に置かれている」と述べた。
さらに「わが国はまだ休戦国家だ。まだ戦争が終わっていないことを証明するかのように北朝鮮は連日、ミサイル・無人機挑発や核戦争威嚇(いかく)を加えている」と強調した。
キム議員は「女性たちの軍事基本教育は戦時に女性の安全を守る最小限の知識を提供することだ。それだけでも北朝鮮に対して一種の戦争抑止力を持つことになる」とも述べた。
旧正月連休直後に発議予定の今回の改正案は現在、男性中心の民防衛訓練対象を女性に拡大・改編する内容を含んでいる。
女性も民防衛訓練を通じて心肺蘇生法とAEDの使用法のような応急措置を身につけるなど、各種災難・危機状況に対処できるようにしようとの趣旨である。
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