尹大統領は同日午前、スイス・チューリッヒ国際空港で、大統領専用機の空軍1号機を通じて出国する直前、フェイスブックでこのように明らかにした。
尹氏はチューリッヒで量子科学の碩学(せきがく)たちに会ったことに触れ、「量子科学の先導国家になるために、国家が人材養成する。この時代の人材養成は世界各国との連帯と協力を通じてのみ可能だ。人材を通じて革新に到達し、革新を通じて人類の発展に寄与するだろう」と述べた。
先立って尹大統領は17日、「未来ビジョンドバイフォーラム」の基調演説で、「新しい世界を探検するのに古い地図を使うことはできない」というアルベルト・アインシュタインの言葉を引用した。
そして「今回の歴訪で韓国国民の情熱と挑戦精神を生々しく目撃した。私たちは一度も古い地図に安住したことがない。未来は私たちが作っていくことだ。新しい地図を作り、新しい航路を開拓する大韓民国のために最善を尽くす」と強調した。
尹大統領は14~17日、韓・UAE国交正常化以来初の国賓訪問を通じて、300億ドル(約3兆8800億円)規模の投資を誘致。多方面にわたる48件の了解覚書(MOU)を締結した。
2番目の訪問先であるスイスでは「ダボスフォーラム」と呼ばれる世界経済フォーラム(WEF)年次総会に韓国大統領としては9年ぶりに参加。世界的企業15社のCEOを対象に韓国政府の市場中心、経済中心基調と規制改革に対する強い意志を示し、韓国への投資拡大を呼びかけた。
尹大統領は同日、チューリッヒ国際空港から帰国の途についた。1号機は翌日の21日午前、韓国に到着する予定だ。
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