「ニューシス」によると19日、韓国テグ(大邱)地方裁判所は殺人などの容疑で拘束起訴されたA氏(21)に懲役20年を宣告した。
この日、裁判員裁判で9名の陪審員は、満場一致でA氏に有罪を判決した。量刑に対する意見は懲役15年が1人、懲役17年が1人、懲役20年が2人、懲役25年が4人、懲役30年が1人だった。A氏側は殺人の故意は無かったと主張したが、受け入れられなかった。
A氏は昨年7月4日、キョンサンプット(慶尚北道)アンドン(安東)市オク(玉)洞のある居酒屋で被害者のグループに「何見てんだよ」と先にけんかを売った。被害者のグループがA氏を押すと、それに腹を立てたA氏はコンビニで2つの凶器を購入した。
その後、A氏は被害者のグループを追いかけて、そのうちの1人であるB氏(23)の首に向かって凶器を振り回した。致命傷を負ったB氏は、結局息を引き取った。
裁判所は「被告人A氏が先にけんかを仕掛けた。続けて、行こうとする被害者のグループをA氏が執拗に追いかけてけんかを仕掛け、何度も席から退くことができたにもかかわらず退かなかった」とし「経緯や手口の内容方法などに照らして罪質が極めて悪く、非難の可能性が大きい」と述べた。
続けて、「被害者の家族、知人などは非常に大きな苦痛と精神的被害の中で一生を生きていかなければならないのではないか(と思う)」とし「被害者から許されなかった点、許してもらうための努力も傾けていないように見える点、被害者側は依然として厳罰を嘆願している点などを総合した」と量刑理由について明らかにした。
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